MUKWANOって?

MUKWANOについて

MUKWANOは、ウガンダ・ラカイ県の親を失った子どもたち の安全と生活を守り、自立への道をサポートしながら、遺児を生む大きな要因であるエイズの撲滅を世の中へ働きかけています。

2006年4月、代表ファイゲンバーム(永谷)裕香とその同志で任意団体MUKWANOを作りました。より積極的な活動の情報公開並びに公益性を 持った組織運営を強化すべく、2007年10月より特定非営利活動 法人MUKWANOとして活動しています。

*MUKWANOは、現地の言葉ルガンダ語で「親しい友・愛するもの」という意味です。

子どもだけで住んでいる家について

ウガンダは人口の約50%が15歳以下の子どもで、世界でもっとも子どもの割合が多い国の1つです。ウガンダ全土で、エイズによって親を失った子どもは、100万人以上いると言われていますが、こうした遺児は、親戚や知人の家に引き取られることが多く、国内の全世帯の約4分の1がこうした遺児の面倒を見ています。

ウガンダのラカイ県はアフリカのエイズの発祥地と言われていて、現在もエイズ感染率は約25%前後と非常に高い状況です。約5-7万人の遺児がこのラカイ県に住んでいますが、このラカイ県では、両親も親戚も死んでしまったことで、子どもだけで住んでいる家が多数あります

葬儀のために家や畑を売り払われ、バナナの繊維や泥などで作った家に住む子どもも多くいます。彼ら、彼女たちの「家」は、それぞれが遠く離れたところにあるため、ひどい場合は、子どもが誰にも看取られずに死んでいく状況が現在も続いています。

子どもだけで住んでいる家

子どもだけで住んでいる家

子どもだけで住んでいる家

MUKWANOの支援活動

MUKWANOは、MUKWANOホーム・スクールを建設、親をなくした子どもが生活できるホームと、保育園と基礎教育 が受けられるホームスクールの運営支援をしながら、スクール へ通う約180人の子どもに対して給食や教育の支援をしています。

また、ラカイ県にまだ多数ある「子どもだけで住む家」のリサ ーチや、その遺児への食料支援、エイズ撲滅へ向けた啓蒙活動 や避妊教育など、地域へも積極的に働きかけています。

MUKWANOの目標

MUKWANOの目標

MUKWANOの姿勢

  • MUKWANOは、いただいた寄附の80%以上を直接現地の支援にあてています。
  • 現地の人たちと連絡をとりあい、協力し合う。
  • 貧しいからこれをあげる、いらないからあげる…ではなく、現地の要望をしっかりとらえる。現地の人、子どもたちが自立できるような後方支援を行う。
  • 定款はこちら

代表挨拶

5年半務めたテレビ西日本時代。大学時代に2度訪れたウガンダでの記憶は決して色あせることなく、ずっと私の心の奥にあり続けました。今度はただ、通りすがりの旅人のような形ではなく、1度ウガンダに住んで、現地の人、とくに子どもと向き合いたいという思いがありました。

退社し、2004年から2005年にかけてウガンダに滞在。首都近郊の遺児のケアホームで生活をしながら、地元の小学校で先生をしました。

そんな折、ラカイ県という地方に行く機会がありました。ラカイ県の田舎のある村に滞在していた時、8歳の女の子が亡くなったという話を聞きました。この子は死後4日目に近くの人によって死んでいる所を発見されました。近所の人の話では、死因はマラリアか風邪か何かの病気だろうと。もしかするとHIV/AIDSに母子感染をしていた可能性もあります。

この女の子は、両親も親戚も皆AIDSで亡くし、本当に1人ぼっちで生活をしていました。この女の子が生活をしていた家は、バナナの繊維とビニール袋で出来たもので、人1人が入れる程度の小さな小さな家でした。

せっかくこの世に生を受けたのに、愛することも愛されることも知らず、ましてや誰にも看取られずに死んでいく子どもがこの世の中に存在する、なんて孤独なんだろうと私は大変衝撃を受けました。でもそこにいる自分は何も出来ずに、ただただ呆然としていたのです。

この女の子の死とウガンダでの滞在をきっかけに、私は何かしなければと強く実感しました。幸運なことに私は日本で生まれ、家族の愛を受けて育ちました。このような環境の下では、一生懸命努力をしたら、選択肢は広がります。でも、途上国に生まれ親がいない困難な状況下で生きる子どもたちには選択肢がほとんどありません。生きることに必死です。

子ども時代の楽しい時間はどのくらいあるのでしょうか?生きる喜びを感じる瞬間はあるでしょうか?世界には紛争や貧困、エイズなどの脅威にさらされている国が多数あり、中でも子どもはその被害を多大に被ります。

「MUKWANO」とは現地の言葉ガンダ語で「親しい友・愛するもの」という意味です。

ラカイにいた時、子どもたちの中に「何故、私は生まれてきたのだろう」という子がいました。子どもたちは低年齢で両親を亡くしているために、怒られたり褒められたりすることはもちろん自分たちに愛情や関心を持って接してくれるという経験が極端に少ないか、中にはまったくそういう経験のない子どもが沢山います。1人1人、人間は生まれてきた意味があるのに…。 その子どもに、「Mulibanjauro (You are special ) = あなたは特別な存在」と言ったら、ほんの少しだけ彼女の顔に、笑みがこぼれました。

それを思い出して、この会に「MUKWANO」という名前をつけま した。アフリカでエイズが最初に見つかり現在も大きな問題となっているこのラカイ県が、エイズを撲滅し子どもたちの希望の地となるよう、これからも働きかけていきたいと思います。

ファイゲンバーム(永谷)裕香

ウガンダ共和国・ラカイ県について

エイズ遺児の現状